2012年10月13日

整形外科・接骨院で良くならなかった足腰の痛み

椅子に脚を掛け、上のものを取ろうとした際に誤って椅子から転倒。
それ以来腰に痛みを抱えて整形外科へ通院するも
「骨に異常はありません」
とのことで、ローラーに乗せられ、骨のお薬をいただいていたそうですが、3ヶ月間ほぼ毎日のように整形へ通われましたが、一向に改善しなかったそうです。

転倒から半年ほど経った頃から、腰の痛みが足へも広がり、いよいよ歩行にも支障が来たしはじめたそうで、近所の知人にご紹介いただいて当院(石川健康院)へ来院されました。

整形外科・接骨院で良くならなかった足腰の痛み

左:施術前
右:施術後

まず、施術前の状態を見ますと、ものすごく猫背なのが見てわかります。
転倒事故以来、立つのが大変になり、座りっぱなしでテレビを見ることが多くなったそうです。
実はこの座りっぱなしの状態こそが、症状の改善を遅らせる原因だったといえます。

テレビを見る時の姿勢がソファの足の部分を背もたれにクッションを挟み床に長座されていたTさん。背中を丸めた姿勢が楽だったためこの姿勢のまま何時間もテレビの前にいたそうです。
背中を丸めたまま長時間同じ姿勢で座っていますと、腰の筋肉が張りを強めます。
腰の筋の張りは腰からの神経を圧迫させますので、腰や足に「痛み」などの症状を生みます。

「骨に異常がない」
という整形外科の診察結果ですが、骨に異常がなければ他に原因があるわけです。その治療を行うべきだといえそうです。


幸いにもTさん、転倒から半年以上経ってからの来院でしたが、4回の施術で痛みが改善されました。
事故後3か月間の通院はなんだったのか…。私たちはもっとよく症状について、治療法について考えなければいけないのかもしれません。


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