2012年08月24日

坐骨神経痛で眠れない

時々「坐骨神経痛がひどくて眠れない。」という患者さんがみえます。
わたしも以前(10年ほど前)は同じ症状を患っていましたので、痛みを訴える患者さんの気持ちがよくわかります。


坐骨神経痛の場合、椎間板ヘルニアが見つかるほどではなく、やや椎間板の間隔が狭まってる程度のことが多く、整形外科などでレントゲンを撮影しても「骨には異常ありません、ただ椎間板の間が少し狭い感じですね」、で終わってしまうことがほとんどです。
これといった治療もされず、電気を当てたり痛みどめを処方されたりといった処置で済まされます。


「椎間板の間が狭くなる」ということに関して、医学的には「椎間板の要素、コンドロイチンなどのものが不足がち」という考え方をすることが多いですが、それらを摂取しても実際には椎間板の間隔は広がりません。
(※ コンドロイチンが痛みを緩和することには根拠がないことが新聞記事でとりあげられています。)
整体では椎間板の間隔が狭まってしまう原因を、骨と骨とをつなげあって身体を固定している筋肉が、拘縮(筋の緊張)を起こして骨を引き付けあうために椎間板の間が狭くなると考えます。
結果、筋の緊張が坐骨神経を圧迫し坐骨神経痛を生んでいると考えるわけです。


坐骨神経痛で眠れないほど筋に緊張があるわけですから、それら筋の緊張異常を正常な筋の状態へ戻していく必要があるわけです。


坐骨神経痛で眠れない


筋の緊張は、仕事や私生活の中で作られていくわけですが、決して重たいものを持ったり、激しい動きをしたりした時にだけ生まれるわけではありません。
もっといえば、テレビを見ていても、ベッドやソファで横になっているだけでも腰の筋肉には緊張が生まれることがあります。
「楽だから」と思ってくつろいだその姿勢が、筋の緊張を強める原因にもなります。
筋に負担をかけずに生活することは、なかなか困難だと言えます。


整体は、そんな「筋に緊張を与えてしまう毎日」の身体を本来の状態に戻すためのお手伝いをします。
毎日運動をするスポーツ選手が毎日運動をしていられるのも、専属のトレーナーが運動後に身体をメンテナンスしてくれるおかげ。
素人の運動好きの方が、運動後に独自のストレッチや柔軟体操を行っても、腰痛や肩こりなどの症状が発症してしまうのは、そのストレッチや柔軟体操では完全に身体をメンテナンスできていないためと言えます。



坐骨神経痛で眠れなくなったら、お早目に整体などで身体をメンテナンスされてください。



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