2012年09月01日

ギックリ腰・・・動いちゃだめ?

ギックリ腰は、「安静にしていましょう!」というのが鉄則です。
でも、すべての人に当てはまるものではないのでご注意ください!

ギックリ腰・・・動いちゃだめ?

そもそも「ギックリ腰」というのは、とてもあいまいな名称なんです。
正式には「急性腰痛症」と呼びますが、腰の周りに起こる「急激な痛み」全般を総称してそう呼びます。
つまり、腰の周りにある筋肉のうち、いずれかが急性の痛みを持てば「ギックリ腰」となります。

細かく見ていきますと、腰の周りの筋肉には”腰方形筋”、”広背筋”、”腸腰筋”、”多裂筋(腰部)”、”脊柱起立筋(群)”などがあります。
しかし「ギックリ腰」という名称の症状の場合、この筋の内どの筋肉に異常が生まれたのか?という的確な診断を行いません。


筋の炎症の場合、異常を起こした筋の特定は確かに必要性が高いとは言えませんが、もしその筋の過緊張が持続的なギックリ腰の痛みを引き起こしているとしたのならば、その部位の特定もある程度必要となってくるかと思います。
例えば、単純に左右の緊張状態、痛みの状態の差があるのかないのかだけでも、大まかな筋の異常部位を知ることができます。

整体では、左右の筋の緊張差が身体のねじれや傾きを生んでいるため、このねじれ、傾きを整えることで、筋の緊張差を正常に戻してやります。



安静にしてるだけではギックリ腰は良くならない場合もあります。

上記したような筋の過緊張によって生まれる痛みの場合、過緊張を起こしている部位によっては安静にしているだけでは痛みが治まらず、長引いてしまうこともあります。

例えば、痛みを持つ部位が左側で、その痛みをかばうために左を上にして横向きで寝ていたとします。
この時、あなたの足は、右足が前ですか?左足が前ですか?
また、あなたの肩は右側が前ですか?左側が前ですか?
どちらが正解ということはありません。
結果として、横向きで安静にしている間、身体を全体的にねじっていることがいえるのです。

もし、この例のように左の腰の筋の過緊張がこうした身体のねじれから生まれていたとしたのでしたらどうでしょう?
身体のねじれが生んだギックリ腰を、安静にしているつもりで、さらに身体をねじらせていたとしたら
安静にしていても一向に良くならない状況をつくります。
これが、「安静にしていても良くならないギックリ腰」のからくりです。



ギックリ腰・・・動いちゃだめ?

先日半年ぶりに来院された患者さんです。
左が施術前、右が施術後です。
機能学整体では、こうした見た目だけでも判断できる「目に見える異常」から身体を整えています。
身体がおかしいな?と感じたらお電話ください。


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石川健康院 機能学整体 浜松市
053-440-4870



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