顎が鳴る

石川

2010年07月01日 13:37

顎が鳴ったり、かみ合わせがおかしかったり、そんな顎周囲の異常も整体で良くなるケースが多い。
基本的に顎が鳴るというのは、関節の状態が正常ではないと言えます。
なる原理は解明されていませんが、顎周囲の筋肉が正常でないと、正しく咀嚼運動ができないので、なる可能性が高い。

事務仕事をされる方に特に多いのが顎関節症。
顎関節症も同じように顎周囲の筋肉の状態が正常でないために起こることがほとんど。

顎周囲の筋肉の状態とは、たとえば右側の顎の筋肉が緊張状態にあり、下へ引っ張っているとして、左は逆に弛緩(緩んでいる)状態だったとすると、顎が斜めになってしまう。
この斜めの状態で咀嚼運動をすることで、関節に負担がかかり音が鳴ったり、かみ合わせがおかしくなったり、顎が開かなくなったりする。

こういう場合も、手や足から神経機能を使って調整をしてやると、顎周辺の筋肉の状態も正常に戻り、かみ合わせが治る。

顎なのに手や足?と思うかもしれないが、顎の筋肉も手や足の筋肉も、同じ脳から出る神経の支配によって緊張と弛緩を行っている。
つまり、一部の筋肉を整えることで、神経機能が回復し、体全体の状態が正常にもどってくる。

マッサージなどで、「肩だけ重点的に」「腰だけ重点的に」といった言葉をよく聞くが、はっきり言えば、意味がない。肩がこる原因は肩だけにあらず。腰の痛みの原因は、腰だけにあらず。
体全体の機能を回復させなければ、根本的には変わらないのだ。

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